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もみの木ブログ コラム: 2018年8月

産前産後トラブル③~むくみ~


産前産後シリーズ。3つ目は「むくみ」です。
「むくみ」は産前産後に関わらずに誰でも経験する症状の1つです。

なぜ産前産後はむくみやすいのでしょうか?

なぜかというと妊娠中は、血液中の水分量が通常のときより3割ほど増加します。
急激に体内の水分量が増えるために体が対応できず、その結果むくみが起こりやすくなるのです。

さらに赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤の中が圧迫され、下半身の血流が滞りがちになってしまいます。
 

出産後もむくみがひどくなる方が多いです。

出産後は身体にため込んだ水分が一気に体の外に放出されます。
それにより体は水分が足りなくなると認識してしまい、必要以上に体内に水分を溜め込もうとしてしまいます
これがむくみの原因となってしまうのです。


改善方法としては、骨盤を整えていく必要があります。
出産後は赤ちゃんが産道を通るため骨盤がゆるくなっています。
骨盤を整えることで血液のめぐりが改善してむくみがすっきりしますhappy01

ただ、日々のケアも非常に重要です。
夜寝るときに足を高くして寝たり、足首を回したりしてみましょう。
その他、塩分の摂取を控えることも大切です。

むくみを改善したい方は、ぜひリラクゼーションメニューの「足つぼ」を受けてみてください。
40分のコースがおすすめです!

1回の施術で完全にむくみがなくなってしまうわけではありませんが、
本当にすっきりして気持ちがいいのですwinkheart04

むくみを改善して快適に過ごしましょうgoodsign03

 


産前産後トラブル②~痔~


こんにちは。鍼灸師の齋藤麻衣です。
今日は、痔についてのお話です。

産前産後トラブルの1つに痔が挙げられます。
臨月になるころには胎児が大きくなって腸を圧迫するため
血流が悪くなることから痔を引き起こします。

物理的な要因であるため、出産するまで症状が治まらないことが多いですが、
産院などに相談すると妊娠中でも使用できる軟膏を処方してくれます。
そういったものを上手に活用して少しでも痛みを緩和するとよいでしょうconfident

ただ、妊娠中の痔を乗り越えたとしても、出産の際に強くいきむことで
痔や脱肛になる方も多いです…coldsweats01

ですので、産後、肛門の痛みや不快感でお悩みの方は意外に多いのです。

産後にできるおすすめなケアをいくつか紹介します!
産後でなくても、普段から痔にお困りの方へもおすすめですgoodsign03

①円座を使用する
 物理的に肛門に刺激がないような環境つくりは大切です。
 固い椅子に座ると痛いことが多いので、円座を使用しましょう。
 バランスボールに座ったりすると楽なこともありますよ。

②軟膏を使用する
 お風呂上りなど肛門を清潔にした後にワセリン、馬油などでケアしましょう。
 肛門をやさしくマッサージするようにすると血流がよくなって痔の改善につながります。

③肛門を温める
 おすすめなのは、ドライヤーの温風でやさしく温める方法です。
 ドライヤーの温風で火傷をしないように注意してくださいねhappy01
 肛門から20~30センチほど離して一番弱い風を当てるとよいですよ。
 ドライヤーが怖い!という方は、ホッカイロでパンツ越しに温めるのもOKgood
 
鍼灸治療では棒灸といって棒状のお灸で肛門を温めたり、
頭のてっぺんにある百会(ひゃくえ)というツボに針を刺すと痔に効果があります。
 
しかし、痔の症状はデリケートな悩みであるため、なかなか自己申告しにくい症状です。
自分でできるケアを知っていたら皆さんの助けになるかなと思って記事を書いてみましたflair 

実は、私自身、産前産後でいぼ痔ができてしまっていたのですが、
ドライヤーの温風で血流がよくなってすっかり良くなりました。
固い便が出たり、ストレスを感じると再発してしまいますが、
そのたびに身体のケアをすることで改善していますwink

今回は産前産後に起こるトラブルという観点から紹介していますが、
痔は、普段の生活スタイル、仕事での姿勢、ストレスなどが大きく関係します。

私の経験上、座り仕事が多い人、中腰姿勢が多い人は気を付けてほしいです。
長時間同じような姿勢が続くとどうしても肛門付近の血流が悪くなりやすいです。
あと、ストレスを抱え込みやすい方は適度にストレス発散をしましょう。
過度なストレスから身体の機能が低下して痔を引き起こしますcryingimpact

いろいろ書きましたが、ベースは健康的な食生活が大切です。
適度な水分を摂取して食物繊維をしっかり食べましょうflair

痔は意外と深刻な悩みだと思います!
悩みを解消して快適ライフを送りましょうwinkheart01

産前産後トラブル①~恥骨痛~


こんにちは。鍼灸師の齋藤麻衣です。

私の妊娠・出産の経験と交えてマタニティ期のお悩みについて
シリーズ化して何回かに分けてブログを書いてみたいと思いますclover

今日の内容は「恥骨痛」です。
上の写真の女性の指先あたりが恥骨になります。

妊娠・出産経験がある方は悩まされた方も多いのではないでしょうか?
私も恥骨痛には悩まされました。
私の場合は妊娠5か月のころに感じるようになって、
7か月のころには歩くのが辛いくらい痛みがあるような感じでした。

大体の場合は「骨盤ベルト」で改善します。

私は助産師さんに教えてもらった「トコちゃんベルト」を使用していました。

骨盤というのは一つの塊の骨ではなく、
恥骨、坐骨、腸骨といって3種の骨が関節をなして構成されています。
そのため、赤ちゃんが下に下がってくると
普段はくっついている関節が離れ気味になることで痛みを伴います。

骨盤ベルトをすることで、関節が離れることを抑えて
骨盤を固定してくれるので痛みが発生しにくくなるのですよwink

骨盤ベルトは産前産後に使用すると、とても心強い味方になります!
ぜひ、自分に合う骨盤ベルトを見つけて上手に活用してみてくださいね。

さて、当院ではマタニティ整体を行っております。
(現在はマタニティ鍼灸は受け付けておりませんが、
マタニティ期の鍼灸も身体のケアとしては大変有効ですgood
その場合は、刺さない鍼で身体のケアを行います)

胃腸が冷えていたり、お母さんのストレスが大きすぎるとお腹の居心地が悪くなって
赤ちゃんが下の方に下がってくる要因の一つといわれています。

マタニティ期のケアは、胃腸の調子を整えたり
お母さんのストレス解消というところが大切になりますconfident

その際、タオルを使った身体のケアが手軽で気持ちがいいですよ。

将司先生がバスタオルを使用した身体のケアの方法を教えてくれるので、
興味がある方はどうぞお声掛けくださいflair

このタオル体操はマタニティの方に限らず、
腰痛改善、便秘改善にも非常に効果的ですshine

腰痛でお困りの方もどうぞお声掛けくださいねwinkheart04

旬の食べ物で夏バテ解消!


こんにちは。鍼灸師の齋藤麻衣です。
もう8月ですね!毎日暑いですねwobblysun
皆さん、暑さ対策はしっかりしていますか?
クーラーを上手に活用して熱中症に気をつけましょう。

暑いこの夏を乗り切るためにおすすめなケアをご紹介します!

まず一つ目。
寝るときに頭を触ってみましょう。
そして、頭に熱感があるようなら氷枕を使用してみましょう。
私たち施術者は、「触る」ということを大切にしています。
自分の身体って意外と触らないですよね。
でも、触って確認するってとても大事なことなのですgoodsign03

そして、二つ目。
旬の野菜を食べて夏バテを解消しましょう!
夏の野菜でおすすめなのは、ゴーヤ、ピーマン、ナス、オクラなどなど。
とくにゴーヤはおすすめです。
ゴーヤには清熱(せいねつ)作用といって身体を冷やす作用があります。
夏野菜にはたいていこの作用があるのですが、ゴーヤは特にこの作用が強いです。
ゴーヤの酢の物やチャンプルーでぜひ取り入れてみてくださいね。
身体にこもった熱を放出することで身体がスッと軽くなりますよhappy01

暑さに負けず今日も元気に過ごしましょう!

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